目次
はじめに
VikiはVimで動作するローカルWikiです。このVikiのインストール方法につい ての簡単なメモです。
必要なもの
以下のものが必要になります。各URLアドレスから必要なものをダウンロード して下さい。バージョンについては新しいものをお勧めしますが、問題がある 場合はバージョンを下げることも必要です。
- バージョン 7.0.x 以上のVim (香り屋さんのビルドが入手しやすいです)
- Viki 2.2以上(2007年07月01日現在)
http://www.vim.org/scripts/script.php?script_id=861
- tlib 0.8以上 (2007年07月01日現在)
http://www.vim.org/scripts/script.php?script_id=1863
- Vimball 22以上(2007年07月01日現在) インストールに必要。最新版でない とエラーが発生。
http://vim.sourceforge.net/scripts/script.php?script_id=1502
- deplate Vikiの書式をHTMLに変換するツールです。HTMLに変換しないのであれば、導 入する必要がありません。またこの操作についてはこのページでは説明をしていませ ん。マニュアルもありますが、マニュアルを生成しなければならないので、初心者に はちょっと難しいかもしれません。
http://sourceforge.net/projects/deplate/
手順
この説明は、新たにVimを導入した状態からの手順となります。
Vimballのアップデート
最新版のVimballを導入しないと、セットアップに失敗します。
- Vimballをダウンロードし、解凍して下さい。
- 解凍してできたフォルダを一式、Vimのruntimeフォルダ下にコピーします。
- 以上でアップデートが完了します。
tlib のインストール
- tlibをダウンロードし、解凍して下さい。
- 解凍してできた、tlib.vba ファイルをVimで開きます。
- tlib.vba を開いた画面から、以下のコマンドを入力します。
:so %
- 以上でインストールが完了です。
Vikiのインストール
1. Vikiをダウンロードし、解凍して下さい。
- 解凍してできた、Viki.vba ファイルをVimで開きます。
- Viki.vba を開いた画面から、以下のコマンドを入力します。
:so %
- 以上でインストールが完了です。
_vimrcの設定
_vimrcファイルをVimのフォルダに作成し、以下のように記述します。前回のように、 viki.vimを自分で読み込む必要が無いので、runtime plugin/viki.vimの設定は取り除 いて下さいね。
"Viki
let g:vikiNameSuffix=".viki"
autocmd! BufRead,BufNewFile $HOME/MyWiki/* set filetype=viki
let g:vikiHomePage =$HOME . "/MyWiki/index"
Q&A
Vikiの書式について教えて下さい。
書式についてはVikiヘルプを読んでみたり、deplateのマニュアルを読むとだいたい分 かります。書式についてはまた別のページで紹介できればいいですね。
Vikiのhome以外でもVikiを利用したいのですが
Vikiのhome以外でもVikiが利用できます。Viki書式で利用したいファイルを開いて、 :VikiModeと入力して下さい。Vikiが利用できます。例えばChangeLogでもこの方法が利 用でき、ChangeLogの中で長い文章を入れたいときなどにも利用できます。
Viki以外に似たようなものがありますか?
Vimユーザにお勧めするのが恐縮ですが、emacs-museがあります。入力から変換までが emacsで可能です。使い心地も良いです。
http://www.mwolson.org/projects/EmacsMuse.html
HTMLに変換する方法を教えて下さい。
VikiをHTMLに変換するのならば、deplateがお勧めです。deplateはテンプレー トを利用して記事を流し込んでいます。私の使っているコマンドは以下の通り です。保存する文字列は UTF-8で保存しています。1
eplate -m utf8 -t template.dat index.viki
注釈
1. 現在はプロジェクト管理のできるemacs-museを利用しています。