目次
はじめに
この記事はVim7.1をビルドして,実行形式を入手する方法についてです。実行 形式ならば, 香屋さんで配布していますのでビルドするよりも,こちらで入手 した方が簡単です。最新版のVimが欲しい方や日本語パッチを当てる前のVimが 欲しい方への参考記事です。なお,ビルド環境はBorlandのC++Builder 5 コマ ンドラインツールを用いた環境で行っていますが,バッチファイルを修正する ことで他の環境でもビルドが可能と思います。
必要なもの
- ビルド環境 私はBorlandのC++Builder 5 コマンドラインツールを用いています。各ビル ド環境のmakeファイルがありますので,各ビルド環境に応じたmakeファイルを 参考にして下さい。
- patch
私は以下のものを利用してパッチを当ています。patchをダウンロードし, 解凍した実行ファイルをPathの通った場所に保存して下さい。
- Vim7.1のソース。以下のファイルを入手する必要があります。
vim-7.1.tar.bz2
vim-7.1-extra.tar.gz
vim-7.1-lang.tar.gz - Vim7.1パッチファイル 私はFTPを自動化してパッチを入手しています。
Vim7.1のソースの入手
以下のFTP自動化バッチファイルを用いてVim7.1のソースを入手します。以 下のコードをvimgetsrc.batなどと名前を付けて保存してから実行して下さい。
自動化バッチファイルの内容
Vim7.1のパッチを自動で入手
VimのパッチはFTPで入手します。Windows用のFTPで自動的にパッチを入手す るため以下のバッチファイルを作成します。以下のコードをコピーして vimpatchget.batなどと名前をつけて保存し,実行するとパッチを自動的に入 手できます。
自動化バッチファイルの内容
ビルド手順
- Vimのソースを全て解凍して展開する。展開したファイルはVim71のフォル ダに内に入っています。
- パッチファイルをVim71のフォルダ下に7.1フォルダを作成しパッチを入れる。
- 以下のバッチファイルを実行し,パッチを当ててビルドをする。
- vim71/bin/フォルダに実行ファイルが作成されます。vim71/runtime/フォ ルダも全てコピーすると利用できます。
- 以上で完了です。
make用バッチファイル
以下のファイルをvimmake.batとしてVim71のフォルダに保存して実行します。
最後に
Vim7.1のビルド方法ですが,他のバージョンにも応用ができます。少し修正 するだけでビルドできますのでチャレンジして下さいね。